2014y06m01d_130443050

面白いサイトを見つけました。Tシャツのデザインをする人を応援する会社Hoimiさんです。ストレートに書くならば素人のデザインは、ファッション性にマッチした図案が少ないため生産ロットがかなり少ない。なのに応援して頑張っておられるようです。救世主のような会社です。売れる絵は、キレイな絵とか上手な絵とかは全く関係なく、絵自体が時代にマッチして雰囲気が良くて、コーディネイトしやすいものかという観点で判断します。落書きのような鉛筆で描いたデザインが、1万枚も売れたりするのです。

なぜ、デザインの現場でそういうことになっているのでしょうか?
私の会社には毎日デザインを製作している人間が数名います。とくにブランドのOEM生産をしていますので、結局ブランドの作品として商品化になる。我らの作品が店頭に並ぶわけですが、ブランドとしての生産物なのです。このHoimiさんもおっしゃるように、個人の名前が表舞台に出ることはこの先もありません。企業デザイナーとして、普通の会社員として日々が流れていきます。これが事実であり、すべてです。

私もデザイナーだったころに、この自分で絵を描いたものを自分で着用して外を歩けるか?と自問自答していました。ファッションとはそういう感覚なのです。家に飾る絵画とは違うのです。着用して1シーズンが過ぎてしまえば、その多くは古着になって捨てられてしまうのです。

東京のお客さんの会社にもたくさんのTシャツのデザインをする人たちがいます。いくらファッションの街、東京であろうが誰も有名な人間はいません。そういうものなのです。例えば、そういった代表的なお店というか会社にグラニフさんがあります。こちらも一般の人からデザインを買い上げていますが、あくまでTシャツのデザインが商材であるので、一般から買い上げたデザインには描いた人にスポットライトは当たりません。

世にい言うアートというものは作家さんが有りきで動きます。しかし、ファッションの世界では作家さんには興味がありません。全くないわけではないのですが、その部分を「コアなファン層」と表現します。いわゆる、ニッチすぎて商売になるほどのものではないのです。流行の速度が速すぎるファッション業界では、たとえ一瞬的にたくさん売れたとしても、すぐに落ち込みます。時間をかけて作家を育てる暇がありません。ひたすら、商品化したものを販売していくだけの行為に特化しています。 そんな使い捨て感覚のTシャツに、違う角度から一石を投じようとしているのが、このHoimiさん。今後の事業に期待したいですね。

社長の関 浩司さんのFacebook
 (素敵な笑顔でイイお顔をされていますw)