あるTシャツのプリント工場が印刷するだけで古着風にできる面白いインクを使っていると聞いた。
どうやら、カプセルプリントという名前だそうだ。
見た目はハイメッシュプリントにそっくりな出来上がり。
それは一体どういうものなのか?


印刷の種類でカプセルプリントとは何?

プリントだけでビンテージ風にプリントできる魔法のインク。経年劣化による古着のように印刷(プリント)が掠れたり剥げたりしたイメージを一撃でプリントできる方法。洗い加工やピリング加工、ボールウォッシュなどを使わずに、プリントにダメージが加わったタッチに仕上がる優れもの。砂目のようなイメージです。



プリントだけでダメージ感が再現できる原理は? 

 
近くで見るとインクに小さな固形物が含まれていると思われます。それがカプセルに似た粒状ゆえにカプセルインクと言われる所以だろう。上下にアップダウンする天竺の生地の目、それにプリントした直後、畝のように凹んでいるとこにその粒状のカプセルインクが集中して溜まります。出っぱる部分にそのインクも凹んだ部分に流れ落ちていきます。その重力の原理を利用しています。ポイントは溜まらなかった部分は、生地が露出しており長年の繰り返された洗濯などによる使用で、プリント表面が摩擦の力でダメージが出たように見えるのです。それがカプセルプリントの大きな特徴です。


ただし、ある有名なプリント工場だけが使っている名称であって、一般的な名称ではありません。1度の印刷でできることゆえに、全面に均一な出来上がりになり、部分的なダメージ感を作ることはできない。そうしたいならば、ベタ部分と剥げた部分を製版前のフィルムデータで作ったり、2版に分けて濃淡を作るといいと思います。